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白飯のお供に、酒の肴に。浅草「川ひと」が届ける、昆布が主役の山椒塩こんぶ・さばひじき


白飯のお供に、酒の肴に。浅草「川ひと」が届ける、昆布が主役の山椒塩こんぶ・さばひじき


和食に欠かせない昆布。出汁に使うイメージが強いかもしれませんが、実はその旨みはさまざまな食品に活かせる優れものです。浅草に本店を構える「川ひと」は、創業以来30年に渡り高品質な昆布製品を販売してきた専門店。山椒がピリッと美味しい塩こんぶやカレーにも合うさばひじきなど、魅力的な商品開発を続ける「川ひと」を取材しました。


[お話を聞いた人]

川人満さん

有限会社川人
代表取締役
川人満さん


 

昆布は「地味」ではない
新しい魅力を、浅草から伝える

コロナ禍を経て、再び賑わいを見せる浅草。東京屈指の観光地として、海外からの観光客にも人気を博すこの街に、「川ひと」の本店があります。

「川ひと」の創業は、1993年。以来30年に渡り、日本古来の食材である昆布をおいしく楽しく食べてもらうべく、高品質な昆布やいりこ、鰹節製品を届けています。

浅草駅1分の「川ひと」浅草本店の外観

▲浅草駅から徒歩1分、仲見世商店街からもほど近い好立地にある「川ひと」浅草本店

▲「川ひと」浅草本店の店内の様子

▲店内には昆布を使った商品がたくさん並んでいます。信州野菜と昆布出汁を使ったピクルス、珍しい「昆布アイス」などバリエーションも豊富

「川ひと」を始めたのは、海藻屋さんで勤めていた初代です。創業後は、大手百貨店の催事を中心に出店して順調に知名度を高め、地方イベントや卸業にも力を注いできました。2012年に二代目の川人満さんが家業を継いでからは、浅草本店のオープンや自社サイトでのEC販売を通じ、新たなファンを増やしています。

「昆布っていうと、地味なイメージがあると思うんです。でも、実際にはさまざまな素材と合わせたり、ブームになっている海藻類を取り入れたりすることで、新商品が生まれる可能性が無限にあります。昆布が主軸であることに変わりはありませんが、工夫をしながら新しい昆布の食べ方をお届けできるように努めています」。

 

百貨店から実店舗・ECへ
コロナ禍の逆境を乗り越えて

これまで父親が追求してきた昆布へのこだわりを、より多くの人に届けたい——浅草本店をオープンさせた背景には、そんな二代目としての志がありました。

▲浅草本店にある昆布を紹介する展示

▲浅草本店には昆布の産地や特徴、使い方を紹介する展示物も。SNSを駆使するなど、積極的に昆布の情報を発信しています。「川ひと」のInstagramもぜひチェックしてみてください!

日本文化やヘルシーな日本食への注目が高まるなかで、開店後の浅草本店には国籍や年齢を問わず多くのお客様が訪れていたそうです。百貨店の縮小傾向を受けて、主戦場を実店舗へと移し、新たな時代を迎えた「川ひと」。上向きの状況を一変させたのは、2020年のパンデミックでした。

「これから、というところだったので、もちろん悔しい想いもありました。外出制限などもあって観光客が減るなかでも、私たちが自信を持って販売する昆布を味わっていただきたいと考え、コロナ禍以降は自社サイトでのEC販売にも力を入れています。最近では実店舗にいらっしゃるお客様の数も戻りつつあり、色々な形で商品をお楽しみいただけるようになっています」。

 

時には漁船に乗ることも
伝えるために、生産現場を見る

苦しい時期もありながら、時代の変化へ柔軟に対応してきた「川ひと」には、譲れないこだわりがあります。それは、「おいしさ」を優先すること。川人さんはこう語ります。

「昆布は健康食ですが、とはいえ食べておいしくなかったら元も子もないと思うんです。もちろん、コンビニやスーパーでも昆布を使った商品を買うことはできます。でも、『川ひと』は昆布専門店。私たちだからこそ提供できる、高品質な昆布を届けることは大前提です」。

そのプライドは、原料調達へのこだわりにも表れています。
「川ひと」では、できる限り生産元から直に仕入れるように心がけており、先代から付き合いのある生産者はもちろん、近年はSNSなどを通じた新しいつながりの開拓にも励んでいるそうです。時には川人さん本人が漁船に同乗して海に出ることも。

「私自身が船に乗って、漁に参加し、加工するところまでを見学することもあります。香川県の伊吹いりこは、そんな風にして仕入れを決めました。伊吹いりこには臭みがなく、頭やはらわたを取らずに使うことができるのですが、実際に漁師の方が加工する現場を目の当たりにして、その鮮度の良さを肌身で感じました。自分で体感してきたからこそ、力を入れて『本当においしいですよ』と伝えられると思っています」。

▲香川県伊吹島沖で獲れる「伊吹いりこ」

▲香川県の伊吹島沖で獲れる「伊吹いりこ」。そのまま食べるも良し、出汁を取るも良し。空煎りしてマヨネーズを付けたり、甘酢につけたりするアレンジも川人さんのおすすめ

 

出汁の素材に留まらない
昆布が“主役”で活きる商品群

専門店として、素材へのこだわりを貫く「川ひと」。昆布そのもののおいしさを活かした商品が多くの人を魅了しています。そんな「川ひと」の商品をいくつかご紹介します。

細切り 山椒汐吹き

まずは人気No.1商品の「細切り 山椒汐吹き」。
やわらかく炊き上げた道南産天然真昆布に新鮮な丹波産の実山椒を加えた、大人の塩こんぶです。温かいご飯に合わせる王道の食べ方はもちろん、サラダにかけてもアクセントになるほか、お湯を注げばおいしい昆布茶にも変わります。

真昆布は最高グレードのものを使用しており、まさに昆布専門店だからこその旨みが魅力。パスタや刺身と合わせるのもおすすめだそうです。

「細切り 山椒汐吹き」パッケージ写真

▲北海道産の昆布と丹波産の山椒を使った「細切り 山椒汐吹き」

「細切り 山椒汐吹き」盛り付け写真

▲昆布はやわらかくて旨みしっかり、山椒の香りはとても上品で、上質な素材を使っていることが一口で分かります。そのまま食べても立派なおつまみになります

 

さばひじき

そして、イチオシの商品が「さばひじき」です。
三浦産ひじきと国産さば節を昆布だしでやわらかく炊き上げた、しっとりタイプの無添加ふりかけで、ご飯のお供やお茶漬け、そのほか納豆の味付けにも抜群の相性を発揮します。

この「さばひじき」には、寒採りひじきを使用しています。寒採りひじきは12月〜1月の寒い時期に採るひじきで、そのモチモチした食感を特徴としているそうです。

素材の旨みを直に味わうことはもちろん、カレー粉に隠し味として混ぜれば、和風ドライカレーにも変身。甘さ控えめのさば節が、やみつきになる大人の味を演出する逸品です。

「さばひじき」パッケージ写真

▲三浦産ひじきと国産さば節を使った「さばひじき」

「さばひじき」盛り付け写真

▲さば節はかつお節よりもコクと旨みが強く感じられます。ひじきの食感とやさしさも心地良く、いろいろなアレンジで楽しめそうです

 

彩り昆布茶

ユニークな商品として、「彩り昆布茶」シリーズも目を惹きます。
「彩り昆布茶」はお湯を注ぐとさまざまな形の昆布が出てくるおしゃれな昆布茶。金魚やひまわりなどの季節限定品のほか、サンリオとのコラボで生まれたキティちゃんやドラえもんバージョンもあり、海外からの観光客からお子様まで幅広く人気です。

干支をかたどったものはおせちに乗せたり、「ありがとう」などの文字が浮かび上がるものを異動時のお礼品としてプレゼントするなど、大切な日常シーンに合わせて使うことができます。
この「彩り昆布茶」は、オリジナルデザインの商品制作についても相談可能だそうです。

「彩り梅昆布茶 ハローキティ」イメージ

▲こちらは「彩り梅昆布茶 ハローキティ」。昆布をレーザーカッターで加工しているため、細かな表現が可能です

他にも自然栽培・有機栽培の信州野菜を使用し、昆布とかつお節の和テイストを活かしたピクルスなど、商品展開は実に多彩。昆布という伝統的な和の素材をベースにしつつ、トレンドを加味した斬新な商品が「川ひと」では次々と生まれています。

 

昆布屋の枠組みを超えて
新商品開発に挑み続けたい

「川ひと」は、“本当においしい”昆布を広く味わってもらうための工夫をこれからも続けていきます。

「現在は、塩こんぶの新商品開発を進めています。通常、塩こんぶも含めて佃煮類には醤油を使いますが、醤油には小麦が含まれてしまうために食べられない方もいらっしゃいます。2023年10月発売予定の新しい塩こんぶは、グルテンフリーの醤油と天然昆布を使いながら、アミノ酸無添加で仕上げたいと思っています」。

そう話す川人さんは、今後への展望をこう語ります。

「今後も昆布専門店としての矜持を貫きながらも、昆布屋であることにとらわれることなく、商品を展開していきたいと思っています。イートイン・スペースのある店舗を設けることも検討しながら、皆さんに求められているけれど、まだ世に存在していない。そんな商品を、昆布を通じて形にしていければと思います」。

「川ひと」ロゴ・のぼり入り外観写真

▲“昆布”をおいしく楽しく。「川ひと」の商品を通じて、その想いをぜひ感じてみてください!

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