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水まわりで“最好”の暮らしを。携帯型浄水ボトル「NaTiO」が実現するエコで安全・安心・美味しい飲用水


水まわりで“最好”の暮らしを。携帯型浄水ボトル「NaTiO」が実現するエコで安全・安心・美味しい飲用水


ペットボトルごみ削減の観点などから、マイボトルを持つ人が増えています。そんな中で、出先でふと飲用水を補充しようとした際に水質が心配になり、補給を躊躇した経験のある人も多いのではないでしょうか。また、近年は老朽化した水道配管から鉛イオンが溶出する問題や、さらには災害時に貴重となる水の確保にも注目が高まっています。

トクラス株式会社では、こうした現状に応える携帯型浄水ボトル「NaTiO(ナティオ)」をはじめ、水まわりで人々の暮らしを豊かにする商品を販売しています。ヤマハ株式会社を母体とする沿革や、ユニークな商品の魅力と開発秘話を紹介します。


[お話を聞いた人]

上川秀哉さん

トクラス株式会社
技術開発室 室長
上川秀哉さん


 

ヤマハのDNAを受け継ぐ
「喜ばれるもの」の開発を続けて

静岡県浜松市を拠点とする、トクラス株式会社。その母体は、日本の楽器メーカーとして名高いヤマハ株式会社です。ヤマハは1897年に日本楽器製造株式会社として設立後、オルガン製造からスタートして以来、時代に先駆けたモノづくりに励んできました。

「売れるものではなく、お客様に喜ばれるもの・長く愛されるものをつくる」というものづくりの精神を引き継ぎ、1991年には家具・住宅設備部門の分社化により、ヤマハリビングテック株式会社が設立されました。

こうした歴史と品質を受け継ぎながら、多くの人のかけがえのない日常生活に長く、確かに寄り添うために、ヤマハリビングテック株式会社はトクラス株式会社に商号を変更。2013年のことでした。

トクラス本社と工場

▲静岡県浜松市にあるトクラス本社と工場

トクラス本社外観

▲トクラス本社外観

トクラスは“お客様の「まいにち」と暮らす”を企業理念としており、社名も「と暮らす=トクラス」から取られています。100年の歴史が織りなすモノづくりに対する情熱を力に、新たな生活価値を創造し続ける企業をめざし、キッチンやバスルームなどの住宅設備事業を中心に、アジア圏への海外展開、建材・内装部材、浄水器、環境配慮型素材の開発など、新たな分野にも積極的にチャレンジしています。

トクラスのロゴマーク

▲トクラスのロゴ。チェックのマークは、安心・信頼を表し、トップクラスの品質やサービスをめざす証です

過去の代表的な製品

▲トクラスがこれまでに生み出してきた製品の一例。1975年に国産では初となる人造大理石カウンターのシステムキッチンを発売するなど、培ってきた技術力で“永く愛されるもの”をつくり続けてきました。 ※これらの製品は現在は販売されていません

 

水まわりが好きになる暮らし
デザイン性にもすぐれた製品群

現在トクラスでは、TOCLAS VISION 2031として「“こころくすぐる”水まわりで、最好の暮らしをかなえる」を掲げています。めざすのは、お客様が遊び心を感じながら、毎日の水まわりが“最”高に“好”きになる幸せな暮らしの実現です。

キッチンに適した人造大理石素材と塗装技術を組み合わせた新感覚カウンター「TENOR(テノール)」の自社開発や、肌触りもよく防汚性能の高い人工大理石バスタブ、入浴タイムが大好きになるジェットバス「ダブルバブルバス」、バスルームの音響機システム「サウンドシャワー」など、デザイン性にも優れた心くすぐる製品で、暮らしの充実に貢献しています。

TENORイメージ写真

▲豊かな質感を持つ新世代の内装部材「TENOR」。耐久性も優れています

 

金属イオンを99%除去
世界初の携帯型浄水ボトル「NaTiO」

トクラスの技術力を手軽に体感できる製品として、今回特に注目したいのが、「NaTiO」シリーズです。浄水器の製造に長年取り組んできた“水の専門家”トクラスのノウハウを活用した、携帯型浄水ボトルです。

NaTiOイメージ写真

携帯型浄水ボトル「NaTiO」は、トクラス株式会社と信州大学との共同開発で生まれました。「水中の重金属を除去する世界初の新素材」の製品化のため、信州大学の手嶋勝弥教授と一緒に2007年から取り組んできた研究の成果です。

マイボトルとして携帯することでどこでも手軽に水分補給ができる点や、カートリッジの保管期限が5年と長い点、ペットボトルの使用量を減らせる点が魅力です。

NaTiOの使い方

▲ボトルに水道水を入れて上からプッシュすれば、きれいな水のできあがり

そして、「NaTiO」の最大の特徴は、その浄水機能です。「NaTiO」は、水中の重金属の除去が可能な「三チタン酸ナトリウム」を浄水器のフィルターに内蔵する世界初の携帯浄水ボトルで、製品名も三チタン酸ナトリウム (Na2Ti3O7)の構成元素から名づけられています。

「NaTiO」では、重金属吸着剤「三チタン酸ナトリウム」(※トクラス株式会社と信州大学が共同研究・開発、特許取得済み)のイオン交換メカニズムにより、配管から水に混じり込んだ鉛などの金属イオンを効率的に除去。実験結果では、金属イオンの99%除去が確認されているほか、水道水のカルキもしっかり除去します。

NaTiO専用カートリッジ

▲専用カートリッジ内部には、三チタン酸ナトリウムや活性炭などが使用されていて、金属イオンや残留塩素を除去します。1つのカートリッジで120L(約360回分)使用できます

飲み口が広い点も好評で、利用者からは「水がおいしく感じる」、「自分で行う浄水時のプレス作業が楽しいと子どもも喜んでいる」との声が寄せられています。

 

災害への備えやアウトドアに
防災用携帯型浄水ボトル「NaTiO Squeeze」

また、防災用携帯型浄水ボトルの「NaTiO Squeeze」も人気です。「NaTiO Squeeze」は、災害による断水時などに、最大10日間溜めた水道水や雨水を浄水にすることができる画期的な製品です。

NaTiO Squeezeイメージ写真

インフラの復旧後も濁水が続く場合にも利用が可能です。さらに、折りたたみ式で持ち運びに便利なため、昨今ブームになっているキャンプなど、アウトドアでの安心・安全な水の確保に使うこともできます。

この製品では、「NaTiO」に搭載されている「三チタン酸ナトリウム」と、活性炭を配合した「浄水パック」で、においや水道水に溶け込んだ重金属、細菌を吸着除去します。

雨水の浄水試験 細菌評価

▲「NaTiO Squeeze」を使用した雨水の浄水試験(社内評価)細菌評価時の画像。左が貯留された雨水で、赤い点が細菌のコロニー。右が「NaTiO Squeeze」を使用後。細菌は検出されませんでした

「NaTiO Squeeze」の使い方は簡単で、ボトルに「浄水パック」を2つ入れ、水をそそいだ後、ボトルを上下に振り、10分後にボトルを絞るだけ。幅広い年齢の方の利用が可能です。

浄水パック

▲専用の浄水パックを入れて使用します

ボトルをギュッとしぼる

▲30回振って、10分間待ったら準備完了。ボトルをギュッとしぼれば浄水が出てきます

折りたたんだ状態

▲使わない時はコンパクトに折りたためるので便利です

 

困難を乗り越えて完成
世界中に水の安心を届けたい

こうした製品開発の背景にあるのは、「世界中の人々に水の安心と安全を届けたい」との想いです。安全と言われる日本の水道水ですが、古い水道管から鉛などが溶け出すことが問題となったこともあり、鉛イオンをはじめとする重金属イオンによる健康被害や、安全な飲用水の確保に悩む地域も世界各地にあふれています。

「地球上の貴重な飲用水にまつわる不安を取り除く一翼を担うべく、社会の一員として事業を継続していきたいと思っています」。
そう語るのは、「NaTiO」の開発を担当した上川さんです。

製品開発時は、安全性に配慮したモノづくりを徹底し、人体・環境への安全性への確認テストを重ねたそうです。製品を通じて感じられる「おもしろさ」を追求しながら、地域やシチュエーションに合わせて適切な価格で届けられるように、比較的入手しやすく安価なチタンを材料として使用しています。

NaTiO Squeezeときれいな水

そんな想いとこだわりの詰まった「NaTiO」や「NaTiO Squeeze」ですが、開発までの道のりは平坦なものではなかったと、上川さんは語ります。

「もともとは自然光を照射することで水垢の付着を防止する研究からスタートしたんです。でも、なかなか思うように結果が出ず、研究が打ち切られてしまうかもしれない。そんな状況で『他の機能はないだろうか』と結晶構造を見ていたら、水中の金属イオンの除去を思いつきました。そこから水の中の有害な重金属イオンを除去する材料の研究が始まり、今に至ります。苦労もありましたが、完成した製品を通じ、日本や世界の人々に安心・安全な水をお届けできることに喜びを感じています」。

 

肌や髪を健やかに保つ
残留塩素を取り除くシャワーヘッドも

このほかにもトクラスでは、日々の暮らしに密接にかかわる製品として、浄水シャワーヘッドを販売しています。この浄水シャワーヘッドは、一般社団法人 浄水器協会の認定も受けている製品で、水道水に含まれる残留塩素を取り除き、肌や髪を健やかに保ちます。

浄水シャワーヘッド「TCJCSW2」

▲浄水シャワーヘッド「TCJCSW2」

活性炭カートリッジ

▲活性炭カートリッジで塩素を除去します

用途により浄水と原水の切り替えも可能で、カートリッジの消耗を抑えることができる点も魅力です。

原水/浄水切り替えスイッチ

▲原水/浄水を切り替えてムダなく使用できます

実際に使用した方からも、「髪のパサつきがなくなった」、「くしの通りが良くなった」、「肌のしっとり感が増した」との声が多く寄せられているそうです。

 

日常が“最好”になるように
水まわりを通じて貢献し続けたい

今後もより存在感を発揮しながら、機能性と遊び心にあふれる製品づくりを通じて、多くの人の生活向上に貢献していきたいと上川さんは話します。

「SDGsでも取り上げられているように、世界における水や食料に関する課題の解決は、喫緊の課題です。食料問題ももとをたどれば水が重要な役割を担っていますので、今後は水に関する困りごとへの取り組みを、食料にかかわることまで広げられればと考えています。世界中の日常が“最好”の暮らしになるように、事業を通じて寄与したいと思います」。

「“こころくすぐる”水まわりで、最好の暮らしをかなえる」をめざす、トクラス株式会社。
「NaTiO」や「NaTiO Squeeze」、浄水シャワーヘッドなど、こだわりとストーリーが詰まった製品を使用し、水まわりの生活の質を向上させてみませんか。

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